グランピング施設の開業計画を練る際に必ず直面するのが事業計画の作成になります。
皆さまも事業計画を立てる際に、どんな計画を描けば良いのか、どれくらいの初期費用が発生するか、本当にこの事業計画で収益性を生む施設作りができるのかなど、様々な不安を感じこの記事を読んでいただいているのではないでしょうか。

今回はそんな事業計画を作成する際に5つの重要なポイントを絞ってお伝えさせていただきますので、事業計画作成の際に是非ご参考にしてください。

投資対効果を最大化することを意識

グランピングの事業計画を立てる際には、部屋数と初期投資額のバランスがまず初めの重要なポイントとなります。

部屋数が多い方が売上は安定しやすい傾向にはありますが、初期投資はその分大きくなります。具体的には有人施設でグランピングを開業する場合は最低5-6棟(7000万-1億円)での開業、無人施設であれば1棟-2棟(4000万-8000万)での開業が安定的な計画を描ける基準となってきます。

下記のような簡易シミュレーションを作成しイメージを具体化していきましょう。

②繁忙期と閑散期の売上予測が重要

繁忙期と閑散期では集客力は全く違うものになります。繁忙期の稼働率は平均65%-90%が基本的なラインでありますが閑散期では30%-45%の水準になります。

そのため事前に繁忙期と閑散期それぞれにおける売り上げ予測をしておく必要性があります。

開業後も繁忙期と閑散期ごとに料金調整を行うことで予約転換率が最大化され、通年で高い水準のRevPARを維持することが可能になります。

どんな時期でもお客様が予約したいと思える適切な料金設定を行うことを心がけましょう。

※RevPAR(レヴパー)販売可能な客室1室あたりの収益を表す値のことを指します。

③変動費が稼働率に応じて変わることに注意

費用のうち、売上高に比例して増減する費目を「変動費」といいます。商品や原材料の原価、販売手数料、清掃費、人件費などが変化しますのである程度の需要の予測をする必要性があります。②で行ったように繁忙期、閑散期それぞれの稼働率を予測して算出していきましょう。

肌感がどうしても掴めない場合には多めに見積もっておくことで資金が足りない、などのリスクを抑えることが可能ですのでお試しください。

④集客のための費用も忘れずに

グランピング施設を運営するうえで広告の運用も忘れてはいけません。特にグランピング領域ではGoogleリスティング広告、Meta広告などが良く活用されます。

広告運用の予算はどの程度の集客を獲得する計画かによって変わりますが、平均すると50万円/月程度になることが一般的です。1予約あたりの獲得コストは平均10,000円弱となるため、獲得したい月間予約数と予約獲得コストから逆算し予算設定することが重要です。

⑤追加投資枠もあると尚良い

グランピング施設を開業をする際には追加融資枠を用意しておくことでリスクヘッジに繋がります。

当初想定していた予算より部材の高騰、工事の遅れなどにより1000-2000万以上上回ってしまうケースも。そのような事態はなるべく回避することに越したことはないですが、万が一の事態に備えて追加融資枠は確保しておきましょう。

他にも、競合の出現や市場の変化の影響から実際に運営を開始してみたところお客さんからの要望が見えてくることがあります。

どんな事態にも対応できるよう、施設の設備増設などもできる追加融資枠を残しておくとより安心して事業に取り組むことが出来ます。

まとめ

事業計画を立てる際には収益性、稼働率、宿泊単価、人件費など様々な要素が複雑に絡まって正確な数字を出す必要性があります。Dot Homesでは事業計画の作成のお手伝いを無料でサポートさせていただいてますのでお気軽にご相談くださいませ。

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