グランピング施設開業における宿泊棟選びはかなり重要になります。
予算や施設の立地に合わせて宿泊棟を選ぶ必要性があります。しかし、ドームテントやトレーラーハウスなど種類もかなり豊富であり、どの種類を選べばいいか全くわからないといった方も多いと思います。

今回はグランピング施設開業に欠かせない各宿泊棟ごとのメリット、デメリットをお伝えさせていただきますので、ぜひご参考ください。

目次
・失敗しないドームテント選びとは?
・トレーラハウスの特徴とは?

・ヴィラタイプのスモールラグジュアリー施設の特徴とは?
・コスパのいいパオテントの特徴とは?

失敗しないドームテント選びとは?

今年に入りグランピング施設を開業する施設が1000施設を超えていく言われておりますが、既存の開業している施設の6割がドーム型のテントを導入しております。そんなドームテントの中にも国内産と海外産のテントの2つの種類がございます。国内産と海外産でそれぞれ値段もデザインも変わってきますので、それぞれどういった特徴があるのかをご紹介させていただきます。


国内産ドームテント

メリット

耐久性と安全性

国内産のドームテントは、日本の厳しい気象条件に対応するために耐久性が高く設計されています。強風であれば風速34m/sまでの台風並みの強風でも耐え抜くことが出来ます。その他にも雨、雪に対する安全性が重視され積雪30㎝の耐久性もあり、国内産のドームテントは強固なフレーム構造や耐水性の高い生地が使用されています。

ドームテントの幕が燃えにくく安全

外膜には、国土交通省認定品、内膜や透明膜、日本防災協会認定品を使用しているものが多く、燃えることを防ぐ素材を使っております。

品質と製造技術

日本の製造技術は世界的に高い評価を受けており、国内産のドームテントは品質が非常に高いです。熟練した技術者による製造や品質管理が徹底されており、長期間の利用に耐える頑丈な作りとなっています。

汚れにくい膜材料

グランピングを開業するにあたり幕の張り替えは必要になります。
ただ、国内産テントの外膜には、防汚性に優れたフッ素樹脂コーティングが施されているものが多く、内膜は原着再生ポリエステルの素材を使用しているため、色褪せにくい材料となっております。

デメリット

販売価格が高い

国内産のドームテントは日本の建築基準に合わせたテントのため250-350万近くの費用が必要になります。そのため予算に合わせてドームテントの購入が必要になります。

②宿泊棟のバリュエーションが少ない

国内産のドームテントは色や種類のバリュエーションが少なく白基調のドームテントがほとんどですので色合いでの差別化が出来ません。

海外産ドームテント

メリット

①価格とコストパフォーマンス

一般的に、海外産ドームテントは国内産よりも価格がリーズナブルである傾向があります。販売価格としては100万から購入可能のドームテントもあるため少ない予算で購入できる部分は非常に魅力的です

多様なデザインとサイズ

海外製のドームテントは、多彩なデザインやサイズが提供されています。シングルサイズからファミリーサイズまで幅広い選択肢があり、利用者のニーズに合わせて選ぶことが可能です。また、海外産のドームテントは24色のカラーバリュエーションのあるドームテントもございますので施設のコンセプトに合わせた施設作りが可能になります。

デメリット

日本の安全基準に合わないドームテントが多い

各国によってテントの安全規制や規格が異なるため、製造国によって規格や安全基準が異なります。日本の建築確認や消防法に合わせた再設計が必要になる可能性が非常に高いので購入前には日本の基準に対して当てはまっているかを事前に確認する必要性がございます。

トレーラーハウスの特徴は?


トレーラーハウスは、通常は車両に取り付けられた小型の移動可能な家屋で、グランピング施設で利用される際には、水回りとセットになっているケースも多く豪華で魅力的な特徴が上げられます。

①設備が充実している

トレーラーハウスは、一般的にホテル並みの設備や快適さを提供しており、キッチン、バスルーム、電源、冷暖房などが標準装備されています。そのため、水回りが最初から設置されている点はドームテントとは異なります。

②税制面の控除を受けることが出来る

トレーラーハウスは一般的には車両扱いとなるため、固定資産税や不動産取得税はかからないことが最大の特徴である。さらに、車両であっても自走できないことから、自動車税も納めなくても問題ございません。その他にもトレーラーハウスは減価償却期間が4年と短いため、年間100万近く節税できる効果が見込めるのでトレーラーハウスを節税目的購入される方も最近では増えてきております。

価格面が高い

トレーラハウスの初期費用は500-1000万円近くの費用が最低でも発生するためドームテントと比べると2倍近くの予算が必要になるため、開業予算に合わせて導入を検討する必要性がございます。

ヴィラタイプのスモールラグジュアリー施設

近年では、プールなども客室内に併設したスモールラグジュアリーの貸別荘型の施設もございます。
グランピング併設で開業することにより、よりラグジュアリー感を味わいたい富裕層の顧客を取り入れることが可能になります。

初期費用が高い

ヴィラタイプの施設では、建築費用は1500-4000万円の費用が必要となります。
そのため、複数棟建てる場合はかなりのコストが発生します。
※建築物のサイズや設計、内装のレベルによって費用が変動します。

コスパのいいパオテントの特徴とは?

ここまでお伝えさせていただいた宿泊棟の金額は安くても100万円の物ばかりでしたが、ここから紹介させていただくパオテントは最低20万円から購入できる宿泊棟になります。コスパは非常にいいですがいくつかのデメリットもございます。

①通年で営業できない可能性が高い

パオテントはドームテントと比べても耐雪性がなく強風にも耐えにくい構造になっております。そのため地域によっては通年で営業できない可能性がございます。

②ランニングコストが多く発生する可能性がある

ほどしかないため基本的には毎年新しく購入する必要性がございます。そのため継続的な施設作りを行う場合であればランニングコストも加味して宿泊棟選びをすることをオススメしております。

まとめ

このページでは、グランピング開業までに必要な宿泊棟についてお伝えさせていただきました。
グランピング開業に必要不可欠の宿泊棟にはなりますが、それぞれコスト面においても性能面においても違いがございます。一番大切なことは施設のコンセプトや狙っていきたいターゲット層に刺さる宿泊棟を使うことになりますので、コスパだけでなく設備面の充実も大切な要素になりますのでそちらを抑えたうえで宿泊棟の購入を行っていきましょう。

D Hではグランピングの開業前段階の宿泊棟選びから収支のシュミレーションの作成などもおこなっておりますので、開業に際して何かお悩みごとや相談などありましたらいつでも無料相談を行なっておりますのでお気軽にお問い合わせください。

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