2024年最新!人気のグランピングやホテルが導入しているVODとは
2024.01.19
宿泊先でNetflixやAmazon Prime Videoが観れて嬉しい気持ちになったことはありませんか?最近グランピングやホテルでは、快適な滞在を提供するためにサブスクリプション型VOD(以降サブスク型VODへ省略)が導入されている施設が増えています。宿泊先にサブスク型VODがあることによって、最新のエンターテイメントや観光情報、オンデマンドの映画や番組をゲストが手軽に楽しむことができ、贅沢な宿泊体験を一層豊かに演出してくれます。そこで自社施設運営の経験を活かして、VODとはそもそも何なのか、そして宿泊施設においてサブスク型VODは必須なのか解説していきます。これからグランピングやホテルの開業、もしくはリニューアルやサブスク型VODの導入を検討されている方にはピッタリの内容になっておりますので、ぜひ最後までお読みください。
VODとは
VOD(ビデオ・オン・デマンド)は、ユーザーが希望する映像コンテンツを選択し、いつでも視聴できるサービス形態です。VODの具体的な特徴として、以下4点が挙げられます。
①オンデマンド視聴
ユーザーは自分の都合に合わせて、希望するコンテンツを選択して視聴できる仕組みです。特定の時間帯に縛られず、自由なタイミングで映画やテレビ番組を楽しむことができます。
②多様なコンテンツ
VODは映画、ドラマ、アニメ、ドキュメンタリーなど、幅広いジャンルのコンテンツを提供しています。ユーザーは自分の好みに合わせて多様なエンターテイメントを選択できます。
③ストリーミング技術
VODサービスではインターネットを通じて映像コンテンツをストリーミング再生します。これにより、ユーザーはダウンロードを待たずにリアルタイムでコンテンツを視聴できます。
④個別課金または定額制
VODは一部のサービスで単品での購入やレンタル、または月額定額料金を支払って利用することができる仕組みです。これにより、ユーザーは自身の予算や利用頻度に応じて選択できます。
そしてVODには従来のホテル独自VODとサブスク型VODがあります。
人気が高まっているのはサブスク型VODであり、代表的なVODサービスにはNetflix、Hulu、Amazon Prime Videoなどがあります。
サブスク型VODはホテル独自のVODに比較して、作品数や最新作の取り扱いが多く、かつ宿泊者が普段から使用しているサブスクアカウントがあれば別途金額を支払う必要がありません。
施設側としても定期的なコンテンツの更新や新しい作品の導入が不要になります。サブスク型VOD導入に伴い、インターネット回線がある環境に整える為、導入するサービス次第にはなりますが動画配信サービス以外にも施設情報などのインフォメーション画面も表示することが出来るようになります。お知らせや新サービスの情報を開示できるだけでなく、PMSと連携し客室のステータス管理も可能になります。
導入のメリットデメリット
メリット4点
①宿泊者の体験向上
VODを導入することで、宿泊施設は宿泊者に対して多彩なコンテンツを提供でき、滞在中の満足度を向上させます。雨天などの際に室内で楽しめるコンテンツを用意しておくことで有事の際でも顧客満足度が下がりません。
②ブランド価値の向上
充実したVODサービスは宿泊施設のブランド価値を高め、競争力を強化します。中長期の出張やワーケーション、推し活等の利用を目的に滞在するユーザーにとっては宿泊先選定の条件となることもあり、リピーター率向上も目指せます。
③ホテルシステムとの連動で業務効率化
ホテルシステムと連動が可能であるため、スタッフの業務が効率化できます。客室のVOD視聴状況や清掃状況をフロントで把握することができ、システムを通して宿泊費用の同時清算や、客室のステータス更新・確認が可能です。フロントでの清算業務や清掃スタッフの業務が効率化されます。
④多言語対応でインバウンド対策
VODコンテンツ視聴だけでなく、館内インフォメーションや周辺情報をリアルタイムかつ多言語で提供できます。
デメリット4点
①導入コスト
VODシステムを導入するには、初期の導入コストがかかります。これにはシステムの導入費用や機器の購入費用、ライセンス費用などが含まれます。
②運用・メンテナンスコスト
システムの運用やメンテナンスには追加のコストがかかります。システムのアップデート、技術サポート、コンテンツの更新などが継続的に必要とされます。
③技術的課題と個人情報の取り扱い
VODシステムの導入には、技術的な課題やトラブルが発生する可能性があります。これにはシステムの不具合、接続の問題、セキュリティリスクなどが含まれます。例えば、個人が契約している有料のアカウント情報を入力してもらうことになるので個人情報の取り扱いには注意しなければなりません。電源を切ると自動ログアウトが出来るようなホテル用システムの導入を推奨します。
④ゲストのニーズに合わない場合
VODを利用されない方もいるので、全ての宿泊者にとって必ずしもVODが必要ではない可能性があります。
導入方法
導入方法には大きく4つの方法が挙げられます。
STBレスVODシステム
専用端末であるSTBが不要であるこのシステムは、ケーブル等を必要としない為、TV周りがすっきりかつ部屋の洒落た景観を保つことができます。STBが不要であるため、客室のテレビにLANを接続するだけでコンテンツが視聴できます。しかし、STBレスVODシステムに対応できるTVが必要となる為、対応していない場合は、TVの買い揃えが必要になります。
STB設置型VODシステム
STBレスVODシステムに対応できるTVではない場合、STB設置型VODシステムで対応可能です。最近のSTB設置型VODシステムのSTBは、従来のSTBと比べ約2/3程度のサイズになっているものもあるので、簡単に設置することができます。また、リモコンも1つに統一することが可能です。現状のTVを活用しながら、VODを導入できるので初期コストの負担が軽減できます。
クラウドVODシステム
コンテンツを格納する館内サーバーを不要とし、ホテル向けVODシステムを販売している会社のデータセンターから客室まで直接コンテンツを配信するサービスです。サーバーが不要となるため、圧倒的な導入コストの削減や、機器故障のリスクを低減できます。ただし、配信ができる客室数に限りがあるため、中小規模のホテル向けとなっています。
次世代型VODシステム
Webサイトでも使用される世界標準規格のHTML5を使用したVODシステムです。YouTube、NETFLIXなどのアプリ連携やChromecast、Airplayによるスマホ連携など多機能かつ4K画質にも対応した高精細なシステムとなります。従来のシステムよりも、ハイクオリティのホテルインフォメーションや外部の情報を表示することができます。
まとめ
グランピングやホテルで、お客さまに快適な滞在を提供するために、サブスク型VODシステムを導入されている施設が増えている。
その背景には、宿泊者の満足度を挙げ、ブランド価値の向上を図るだけでなく、オペレーションのDX化を促進できる効果があることが分かりました。
宿泊施設において宿泊者の満足度を高め、ブランド価値を向上させるために非常に効果的なツールです。
特にサブスクリプション型VODの導入により、多彩なコンテンツを提供でき、滞在中の体験を豊かにすることができます。
サブスク型VODシステムの導入は、当たり前になってくるのではないかと考えられます。
施設の運用効率も向上させるため、VODの導入は今後、さらに一般的になるでしょう!
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