建築コストなどの初期投資を抑えやすいことなどから、異業種からの参入が多いグランピング業界。しかしOTAへの過度な依存によって、高額な手数料で十分に利益を上げられなかったり、顧客データの未取得でリピーターを増やせなかったりと、課題もあります。脱却するには、自社サイトの強化などの施策が必要です。

全くの経験がない中でグランピング施設を作って運営をスタートさせた宮田氏は、ウェビナーでDot Homesを知り、開業支援を依頼。そのときの対応から集客支援も依頼することにしたといいます。導入成果や今後の展望について伺いました。

大村湾を望むテラスでインタビューに答える株式会社ユースリー宮田貴史氏

この記事の監修者

留田 紫雲

株式会社Dot Homes 代表取締役

留田 紫雲

サイバーエージェント、ABEJAでWebメディア運営とデジタルマーケティングに従事後、2015年に大学在学中でDot Homesを創業。2023年に西武ホールディングス傘下入りし、グループ最年少の子会社社長に就任。宿泊施設・スキー場など150以上のリゾートを支援。

お話を伺った方

株式会社ユースリー 代表取締役 宮田貴史氏
2014年6月に株式会社ユースリーを設立。訪問看護、児童発達支援等通所事業を行う。2023年12月、障がいのある人も楽しめるユニバーサルデザインのグランピング施設「Flat Glamping Nagasaki」を開業。

  • 課題:異業種からの参入で、宿泊業のノウハウがゼロだった
  • 施策:OTAのサポートや自社予約件数の向上のための広告・マーケティング
  • 成果:集客数が前年比140%弱、単月黒字を実現。自社の予約比率は50%程度

医療・福祉分野から、未経験で宿泊事業に挑戦

事業内容と開業の経緯を語る宮田貴史氏

―株式会社ユースリー様の事業内容、そしてグランピング施設をオープンさせた経緯を教えてください。

宮田氏:私たちは主に、訪問看護と児童発達支援等通所事業を行っています。児童発達支援等通所事業というのは、医療的なケアを必要とするお子様をお預かりして支援する施設のことです。

そこで保護者のみなさんから、「安心して宿泊できる施設がないから家族旅行に行けない」という声をよく聞いていました。私自身も障がい児の親です。

ないなら作ろうと思い立ち、「すべての人に旅行体験を。旅行をもっとFlatに。」をコンセプトに、健康な人はもちろん障がいを持つ人も気軽に遊びに来られるアウトドア施設をめざすことを決めました。

そして理学療法士、看護師、薬剤師などの医療職が意見を出し合ってユニバーサルデザインの施設を作り上げ、2023年12月、長崎市に「Flat Glamping Nagasaki」を開業しました。

―「Flat Glamping Nagasaki」の特長を教えてください。

宮田氏:敷地内に理学療法士の資格を持ったスタッフを配置し、目配りが行き届くよう部屋数は4つに限定。

そのうち2つは風呂・トイレともに車椅子に対応しています。大村湾を一望できるロケーション、絶景をいつでも楽しめる広々としたドームテント、屋根付きのBBQスペースが大きな魅力です。

―開業するにあたって何が大変でしたか?

宮田氏:宿泊業は未経験で全くノウハウがなかったので、その点が一番不安でした。宿泊施設を開業するには保健所で旅館業営業許可を取らなければいけないとか、建築基準法や消防法をクリアするために建築指導課や消防署への申請・許諾などが必要だとか、本当に何も知らなかったので。

―お客様の反応はいかがですか?

宮田氏:利用者の9割は身体障がいのないカップルやご家族連れで、そうした方々に高い評価をいただけていることを純粋に嬉しく感じています。

それまで旅行という選択肢を持てなかった方々もたくさん来てくださり、「良かった」と言って多くのリピートもいただいているので、良いサービスを提供できているのかな、と思います。

煩雑な裏方業務を任せることで負担が軽減し、本来の仕事に集中できる

集客支援サービス導入の決め手について話す宮田貴史氏

―Dot Homesの集客支援サービスを導入された決め手は何ですか?

宮田氏:私たちは、集客支援の前に開業からサポートいただいていています。

知識も経験も全くなかったので、コンセプトだけ決めていろいろ調べました。そのとき Dot Homesさんの無料ウェビナーを見つけて参加しました。

リスクを抑えられる成功報酬型のプランに魅かれて開業支援を依頼し、そのとき人間味のある温かい寄り添い方をしてくださったことで好感を持ち、集客支援もお願いすることにしました。

―Dot Homesの集客支援サービスを活用してみて、どのような成果がありましたか?

宮田氏:主にOTAのサポートや自社予約件数の向上のための広告・マーケティングをお願いしていて、今期の来場客数は前年比で140%弱くらいの伸び率を確保しています。

オープンから3年目ですが、単月でも黒字化できています。自社の予約比率は50%程度で推移しているので、手数料負担も抑えられています。

―集客数アップ以外に、導入の意義を感じたところがあれば教えてください。

宮田氏:私たちの本来の仕事はホスピタリティ、お客様に喜んでもらうためのサービス提供です。

でも実際の施設運営には、OTAまわりの料金調整、新しいプランの販売・登録といった作業が欠かせません。これらをすべて自分たちでやるとなると、時間もかかるし人件費もかかります。

これを一括してプロにお任せしていることで、精神的にも肉体的にもストレスが少なく済んでいます。

また、わからないことがあってもいつでも相談に乗っていただけるという安心感も大きいです。未経験で始めたのでわからないことばかりでしたが、問い合わせるといつも真摯に対応してくれます。良いサービスを提供いただいていると思います。

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成果、対応力、コスト面のリスク低減の3つが継続の決め手

継続の理由を3つ挙げて説明する宮田貴史氏

―集客支援サービスを2年半継続いただいています。継続の決め手は何でしょうか?

宮田氏:決め手は3つあります。

1つは成果。数字としてはっきり成果が出ています。

2つめは対応力。時代の変化や利用者のニーズ、あるいは運営側の内情に合わせてサービスの提供スタイルなどを当初の設定から変えざるを得ないときがあります。そんなときも、相談するとフレキシブルに対応してくれます。「では、こういう料金体系にしてはどうですか」と具体的に提案してくれるので助かっています。

3つめはコスト面のリスク低減です。従業員を一人雇うより、プロに頼んだ方が圧倒的に企業としてリスクが減らせます。頼まない理由はないと思いますね。

―「Flat Glamping Nagasaki」の展望をお聞かせください。

宮田氏:いまはユニバーサルツーリズムというコンセプトを長崎から発信していますが、今後は九州・関西・関東と広めていきたいと考えています。医療・福祉の会社である私たちだからできることだと思いますし、高齢社会が進む中でより活かせるのではないかと考えています。

―Dot Homesの集客支援サービスの利用を検討している企業に、一言メッセージをお願いいたします。

宮田氏:私たちが医療・福祉のプロとして誇りを持って仕事をしているように、誰しも得意分野があり、プライドをもって仕事に取り組んでいると思います。餅は餅屋。プロにはかなわないと思います。

Dot Homesさんは集客支援のプロですから、力を借りればクオリティは上がると思います。結果が出なければ契約に基づいて解約すればいいだけですから、迷っているなら試しに任せてみることをおすすめします。

ユニバーサルツーリズムの今後の展望を語る宮田貴史氏

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